学振PDの出産・育児④出産に向けてのその他の手続きや保育園見学

これまで出産に向けて、学振PDの採用中断制度に関する手続きと、非常勤講師先への連絡について書いた。この記事では、そのほかポロポロとあったやるべきことについて書いていく。

諸手当

だいたい「出産 もらえるお金」と検索すると、一般的に出る給付金やそのための手続き方法が出てくる。そのうち妊婦健診費の補助については、私の自治体では母子手帳を受け取りに行くと自動的に一緒にクーポンがついてきた。それを検診のたびに使っていくが、すべての費用をカバーできるものではないし、私の場合は子どもが予定日を超過して検診回数が増えたので最後は全額自腹とかになっていた。

次に出産育児一時金という健康保険に紐づく手当があり、これは学振PDでももらうことができる。私の場合はこの一時金を私の手元にではなく、国保から私が出産する産院に直接振り込んでもらうという方法だった。これは産院から案内に従っていれば自然とそうなって、手続きもそう難しくなかったと記憶している。

最後に、ふつう仕事をしている人なら出産手当金と育児休業給付金というのがもらえるようなのだが、当時は学振PDは学振とも所属大学とも雇用関係になかったのでもらえなかった。

現在の学振ではいろいろ制度が変わっているようなので、私のときよりもだいぶ状況はいいのかもしれない。

そのほかお金まわり

そのほか私がやったお金まわりのことは、まず、国民年金保険料の産前産後期間の免除制度への申請。出産予定日又は出産日が属する前月から4ヶ月間分の年金の支払いが免除となる。この期間のぶんは追納しなくても、老齢基礎年金の受給額に反映される。なので絶対やるべき。出産予定日の半年前からできるので、早めにやっておくといい。

もうひとつが、私の場合は日本学生支援機構の奨学金を返済しているので、これについて産前・産後休業及び育児休業の期間、返済を停止する手続きをした。この期間のぶんは単純に停止なので、あとで返済しなければいけない。なので、別に資金に余裕のある場合は停止はしなくてもいいのかもしれないが、とにかく学振PDはすべての給与支給がこの期間停止していたので、少しでも心理的余裕がほしくてこの制度を利用した。

なお、人によってはパートナーの扶養に入る検討をする必要があるかもしれないが、私の場合は出産する年の見込み収入も扶養は超えそうだったので、この件についての手続きは知らない。

保育園見学

1月出産予定、11月から学振の採用中断期間に入り、そこから一応2件だけ保育園の見学に行った。ちなみに私の保活はゆるゆる系で、結局認可外で空きのある保育園に0歳児年度途中で入園→以降も継続してそこに、というかんじで全然力が入っていないので参考にならないと思う(いまだに保活の仕組みがわかっていない、いつかは認可に転園も…?とか思ったりすることもあるけど、正直家からとても近くて気に入っている園なので動かない可能性が高い)。

一応、夏ごろに母親学級に参加したついでに、区役所の窓口で学振の説明をして保活について話を聞きはしたが、そもそも学振PDという身分の謎さが云々という以前に、0歳児年度途中入園希望で認可園は多分難しいから、とりあえず認可外に入って1歳のときに認可に転園する方針を強く勧めると言われた。それで、まあそういうもんか〜〜となって、認可外の園を2つだけ見学した。

ただパンデミックの最中だったので、見学と言っても園生活の様子はどちらも全然見られず、説明を聞いて、質問コーナーをして、おしまい。年度途中から入りたいのですが、と話して、そうなると具体的にどう動くべきなのか各園のやり方を聞けたのはよかったかもしれない。